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匠の道具達

2016年06月30日

今日は母屋の刻みです。
5メートルあります。

せっせと、刻んで


積み上げます

この刻み作業のための、わが愛用品の数々
手仕事のための、道具達です。

私と共に、生きてきました。

鉞、カンナ、ノミ、玄能、手斧⚒

その中でも
長年、使い込んだのみ。
自分で、砥いで、手入れして、
ずっと使ってきました

同じノミでも、30年も使うと
こんなに短くなっちゃいました
隣に並んでいる物と、見比べてみてください。


真ん中のものは、40年以上前のノミですよ。


そう、これぞ、わたしの人生
職人魂✨✨✨✨✨✨✨

いやいや、長いこと、大工してきたなあ〜
と、自分でシミジミ思いますねえ

頑張ってるよね?僕

こうなりゃ、自分で自分を褒めるしかないな。

さあ、刻み作業は、まだまだ、これからも続きます。

なかなか見られない作業ですよ。
ボチボチと、アップしていきまーす✌️
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 19:19Comments(0)

琵琶湖の見える家

2016年06月29日

梅雨らしい日々。
ちょっと晴れ間も恋しい感じですね。

こんな日は、ちょっと、気分を変えて。

先月完成した琵琶湖の見える家

毎日、琵琶湖の写真を撮って、楽しんでみえるとのこと。

そして、本物の木の香りに、毎日、家族全員、大満足‼️

わたくしも、頑張った甲斐がございます

ちょっと、完成写真も、ご紹介しましょう。

まず、二階の手洗い。
洗面ボール、壁面タイルは、こだわりのチョイスです。
タイルは、施主様が、わざわざ、タイルメーカーまで、見に行かれて、選ばれました。


なかなかです。

そして、奥様こだわりのミーレの食洗機つきのキッチン。
窓からは、森が見えます。
二階キッチンですから、景色も良いですなあ✨

階段は、回り階段。
スペース内に納めるための、回り階段。
ですから、既製品ではございません。
もちろん、プレカットでもありませんよ。
わたくし、一枚一枚、加工いたしました。

なかなかお洒落な仕上がりです✌️


二階の内装は、楢の無垢板の床。
檜の腰板に、左官塗りの壁。


注文住宅ならではの、色々な楽しみ。

「大工さんが作る家って、昔風の家なんでしょ?」
いまだに、言われます
が〜〜〜〜ん

だから、ちゃいます、って!

何風にでも作れるのが、本物の大工ですがな。

まだまた、周知徹底されていませんなあ。

ま、頑張るしかないな、と✌️
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 19:29Comments(0)

刻み作業、匠の技だよー✌️

2016年06月28日

梅雨ですねえ。
涼しくて良いけれど、
九州みたいにならないことを、祈りつつ、
黙々と作業
(いや、独り言をいいながら、かな?)

本日は昨日の続き。
丸太同士を組み合わせる部分の細工です。


これは、プレカットでは絶対に無理な刻みですな。
上に組む丸太に合わせて型をとります。

そして、この上に組むのが、
下の、曲がった丸太。

何故、わざわざ、曲がった丸太にしたのか!
深〜いわけが、あるのでした。



組みあがった時に、きっと、皆さん、納得‼️て、感じですな。


今回の施主様も、とても、こだわりのあるかたです。

頭の中には、何年も練りに練った、マイホームのイメージが、しっかりと、完成してみえます。

たとえば、丸太の仕上げについても。
機械での磨き仕上げか、
手斧削りでの、削り跡をいかした仕上げか!

やはり、こちらを、選ばれました。


うーん、さすがですな。
きっと、こちらだと、予想は、しておりました。

わたくしも、ますます、やり甲斐がございまする

さてさて、お掃除して、帰りますか。

わたくしの仕事場は、5Sが基本。

整理、整頓、清潔、清掃!
ん?
あとひとつ、なんだっけ?

躾でしたな。

では、また、明日
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 18:07Comments(0)

刻み作業開始です

2016年06月27日

地味〜な、しかし、大事な大事な墨つけ作業がおわり、いよいよ、刻み開始です

下の写真は、丸太の割れ止め、狂い止めのための、芯ぬきです。


松です。
太ければ、太いなりの、細工がいります


そして、吹き抜け部分の丸太の大事な細工‼️


ボルトなどの金物を使わず、古来からの技法を使って、組み上げます。


クサビと、ダボのホゾです


クサビで、丸太同士を、しっかりと、組み込む技法です。


叩けば叩くほど、くっついて離れません‼️

いいですねえ。

緩んだり、外れたりしませんよ。
年月が経てば経つほど、ガッチリと、くっ付きます


クサビは、ケヤキで作りましたよ。
ケヤキは、硬いですからね。
細工に使うには、いいんです。
なかなか、手に入れるのも、大変なんですが。

やはり、木には、木‼️が、よいのです。
どうしても、金属は、月日とともに、サビたり、劣化したりしますからね。
相性も、木同士のほうが、抜群に良いです


これから、このような技法を沢山使って、刻んでいきます。

消えつつある飛騨の匠の技の数々。

なんとか、後世に
残したいものですね。

頑張りますよ✌️

  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 16:41Comments(0)

匠の家づくり支援事業

2016年06月18日

久々のアップです。
今週もひたすら、墨つけ作業。
根気のいる仕事です。

さて、先月、完成した琵琶湖の見える家。
高山市の「匠の家づくり支援事業」に認定され、補助金が、いただけます。
市外建築主型ですので、飛騨の家具をプレゼント‼️と、いう形での、補助金です。

施主様に何が欲しいか、決めていただき、それをプレゼント。
選ばれたのは、オーダーメイドのダイニングチェア、四脚です。

木材の樹種、色、座面の素材、色。
すべて、オーダーメイドです。

そして、本日、無事に搬入されたようです。
施主様から送られてきた写真です。
家族4人、それぞれが、好きな素材を選ばれたそうです。


お揃いではないところが、とても、新鮮ですね。


喜んでいただき、こちらも、うれしいです。
地元産の木材を使用して建築すると、こんな制度があるんです。
市内の建築主の場合は、補助金が、支払われますので、使い道は、ご自由です。

マイホームをお考えの方、ぜひ、ご相談くださいね。

ところで、昨年、完成した南フランス風住宅。
娘宅ですが。
一年経って、やっと、リビングの時計を設置。
これまた、こだわり娘、こだわりぬいて、オーダーメイドの時計にしたそうな。
素材は、栃の木。


ダイニングテーブルと、同じ樹種です。

やはり、私に似て、こだわり派か?

何はともあれ、よかった、よかった。
柱や、左官塗壁に、よう、似合っとります。
娘の旦那も、ご満悦。  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 21:03Comments(0)

職場体験andロード練❗️

2016年06月12日

昨日は、施主様親子が、見学にみえました。
わたくし愛用の道具たちに、大変、興味をしめされました。
そして、一尺ガンナを、初体験。
(もちろん、専門家の指導により、です)

小学校低学年のお子様2人は、来るたびに、せっせと、お掃除をしてくれます。
なんと、素晴らしい‼️
きっと、しっかりと、躾をされてるんでしょうね。
新居が完成した暁には、綺麗に使われることだと、思います。
わたくしも、より一層、仕事にチカラが入りますよ。
ありがとうございます

さて、日曜日!
久しぶりに、ロード練習にいってまいりました。
ウルトラマラソンの方々のお邪魔にならないよう、時間をずらしながら、のコース選び✌️
宮、久々野、朝日コースです。

途中、岩滝でランナーと遭遇。
頑張れ〜


でもって、本日のデータ‼️







Max65キロ✨

何とか、乗鞍に間に合うか!

仕事も、チャリも、頑張りまっす

  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 20:08Comments(0)

一尺カンナ、大活躍の巻〜〜

2016年06月10日

夏空
暑い!

今日も墨付け!

一尺ガンナで一分の差も見逃さず、削っては、墨付け!

手で持って使う電動カンナでは、1番大きいサイズです。

いい家を建てるには、一分二分の狂いも、いけません。
きっちり、サイズをあわせ、その上で墨付けです。


これも、鯱引き。昨日の相方です。

毎日、コツコツ、手仕事です。

そんな私に、娘から届いたライン。
庭にバラが!


ま、自分で植えたわけは、ありませんが。
いつも、お世話になっている宮崎園芸さんに、植えていただきました。

南フランス風らしいやないの

それを眺めながら、メイド・イン・ジャパンにこだわる匠は、もうひと頑張りするのでありました。
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 17:16Comments(0)

まだまだあるよ〜〜

2016年06月09日

梅雨空
今日も、墨つけ
こんな日は、より集中します。

墨つけに必要な大事な道具。
竹の墨差しです。
墨壺と、差し金で、線をひきますが、
記号をかくのは、竹の墨差し。

マジックじゃあ、ありません✨

記号も、日本古来より伝わる「い、ろ、は」ですよ。
いろは、と、数字を組み合わせて、それを元に、家をたてるのです。

そして、上は鯱引き。
まだ、お分かりにならないかも、しれませんね。
刻んで、姿を現すと、なるほど!納得!です。
伝統工法、匠の技です。

本当に、地味〜〜な、しかし、大事なお仕事。
絶対、間違えられません


うーむ、かなり、進んだかな?

まだまだ、山ほど、いや、いくつも山があります!

本日も、地味〜〜な、お仕事日記でした。

おしまい
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 17:51Comments(0)

ひたすら墨付け

2016年06月08日

本日も、ひたすら、墨付け作業。
地味ですが、とっても、大事な作業です。
これを間違えると、後で大変。

現在は、横もの。
敷居梁、小屋梁です。
オール地元産の姫子です。

何年も自然乾燥させた材です。
だから、まだ、生きてます。
材と会話をしながら、
1人、黙々と、墨付けに励んでおります✌


今では、墨付けなどできる大工も、少なくなりました。
残念な状況です。

そんな中、わたくし、飛騨の匠、明日も
同じ作業に励みますよ。

さあ、ご飯、ご飯^_^  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 18:54Comments(0)

墨付けですよ

2016年06月07日

いよいよ、墨付け開始です。
プレカットなら、あまり、必要のない作業ですね。
自分で書いた絵図板をもとに、差し金と、墨壺で、作業を進めます。

一本、一本‼️
刻む前に、すべて、墨付けをしていきます。


これは、梁です。
デカ木ですな。

材木の一つ、一つを自分の目で確認します。
木のくせを見極め、使う場所を決めます。


匠の目でしっかりと見定めた材木を使います。
たまに、ダメ出しをして、材木屋さんに、交換してもらいます。
嫌われちゃうかもね。
しかし、いい家を建てるためには、妥協はいたしませんよ。


飛騨の匠の名にかけて、吟味に吟味を重ね、材を選び、手作業での墨付け、刻み作業。
根気のいる仕事です。

でも、手間をかけたぶんだけ、よい家ができます。
こだわる男は、徹底的にこだわります。
何と言っても、材木は、家の命ですからね。
まだまだ、たくさん、あります。
一人で頑張りますよ。  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 17:34Comments(0)

仕分け作業‼️

2016年06月06日

昨日は、久しぶりに、休みらしい、休みでした。英気を養い、新しい一週間のはじまりです
今日は、まず、仕分け作業‼️
何年か前に、政治の世界で、何やら仕分けしとりましたが、わすれちゃいましたねえ。
わたくしの仕分けは!


梁と、母屋に使う姫子の、仕分けでございます。
何ヶ月もかけて、自然乾燥させてもらった木材たち。
生きている証しに、木材の一本一本が、動いたわけです。
そこで、再度、製材します。

伐採したあとも、自然乾燥した木材は、生きているんですね。
だから、何十年、何百年、耐えてくれるわけです。

一本ずつ、確認し、吟味し、そして、再度の製材をお願いしました。
いい家を建てるには、こんな手間も必要なんですね、好きじゃなくちゃあ、できませんな。

そして、この材、5メートルです。

国産のいい材は、なかなか、手に入らなくなりつつあります。
大事に使わねば✨

いい材木が手に入ると、ワクワクします。
ありがたや、ありがたや

何はともあれ、お客様のため!
今週も、肉食べて、頑張ります  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 17:28Comments(0)

やっと土曜日

2016年06月04日

着工して一週間。
丸太の皮剥きから始め、
手斧削りも、ここまできましたよ


この味わいぶかさ
手刻みならでは、ですなあ。

曲った丸太の下に十文字に組み込む丸太も
ここまで、加工しました。

この太い丸太を組み込んで、
家の揺れを抑えます

そして、手斧で仕上げた丸太の表面。
こんな感じになります。

試しに、機械磨きと、比べるために、両方、施してみました。
本日は、施主様ご一家が、作業場におこしくださいました。
実際に、手斧削りも体験され、お子様も、楽しそうに、体験されましたよ。

丸太の仕上げは、手斧削りの方で、との、ご希望でした。
きっと、そうだろう、と、予測はしておりましたが^_^
味がありますからね。

さあ、益々、頑張りますよ
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 19:35Comments(0)

今日も、丸太削り‼️

2016年06月03日

刻み始めから、3日目です。
本日もひたすら、丸太、丸太、丸太〜〜

手斧ではつった丸太と、表面を機械で削った丸太!


お分かりになりますかねえ?

手斧の跡が残っている、曲った丸太。
なかなか、味があると、私、思いますが

やはり、プレカットでは、こんな加工はできません。


この曲がり具合‼️‼️‼️‼️
惚れ惚れしますなあ。

私の頭の中では、すでに、組み上がっている画像が、完成しております。


楽しみ、楽しみ

続けて、こんな仕事ができるなんて、幸せです。

大工冥利につきます。
ご縁に感謝‼️
さてさて、このまま、手斧の削り跡を生かすか、機械で、きれいに磨き上げるか?
悩むところですが、それは、施主様のお好み次第でございます。

明日は土曜日!
職人は、週休2日ではありません。
明日も頑張ります  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 18:00Comments(0)

丸太です‼️‼️

2016年06月02日

昨日、着工した工事。
今日も、丸太の墨付け、刻み作業です。


この曲がり具合!
いいっすねえ!✨

この曲ったところに、下から、丸太が組まれるんですよ。

自然の形!
それを生かして、頑丈な家を創ります〜


なかなか、見られなくなった手刻み作業。
興味のある方、歓迎しますよ。

さて、明日も、引き続き!
ガンバンベ
  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 18:12Comments(0)

匠、始動‼️

2016年06月01日

本日、大安吉日
飛騨の匠、新たなお仕事です。
もちろん、手刻み。
今日に備えて、まず、絵図板を書きました

匠の大事な手刻みの神器

墨壺、差し金、そして、絵図板。
それから、大事な道具、手斧‼️
手刻みの場合は、必ず、自分で書いて、頭の中に、叩き込みます。
本日は、丸太削りから。


手斧 (ちょうな)という道具を使って、
丸太の皮はつりから、はじめます。

この太い丸太は、この下に、丸太を組ませるものです。
設計上、十文字に組むために、あえて、この曲がりが必要なんですよ。


かなり、太い、いい材です
材木屋さんに、何カ月もかけて、探してもらい、自然乾燥させて、準備してもらいました。
いつも、難しい注文を聞いていただき、感謝です。

皮を剥いて、表面を、できるだけ、きれいに、加工していきます。
手斧擲り(ちょうななぐり)と、いいます。
皆さん、イベントでは、このような道具をご覧になったことはあると、思いますが。

実際に、新築住宅建築に使うというのは、あまり、見たことがないかも?ですね。
さあ、本日より、気合いを入れて!

飛騨の匠の家造り⚒

お楽しみに〜〜

頑張るぞ‼️と(^_^)  

Posted by 飛騨の匠 中井建築 at 16:00Comments(0)